2013年4月16日火曜日

まずはひたすら計算を!(中学数学)


新学期が始まり1週間ほど経ちました。新入生はまだバタバタとした日が続いているかもしれませんが、授業もボチボチ始まってきたのではないかと思います。

そこで今日は数学、特に中学生の勉強について少し書きたいと思います。

学年を問わず中学生の数学は基本的に計算からはじまります。新しいルールや概念を覚えなければいけないので多少苦労することもあるかと思いますが、あくまでも計算がメインですので難しいところではありません。
なので結構ここで油断をします。
簡単だと思っているうちに重要なやり方を聞き逃したり、用語がわからなくなるのはよくあることです。よくあることなのですが、これがかなり困ります。

計算はこれから色々な問題を解くための道具であって、出来て当たり前のものでなくてはなりません。国語で言えば「字が書ける」程度のことなのです。

また基本の基本に不足があるとその後に積み上げる内容の理解にも影響してきますし、なにより後からその不足を見つけ出すのが困難です。
まずは油断せずしっかり授業を受けること、もし少しでも「?」な部分があればどんな簡単なことでも恥ずかしがらずに今のうちに質問することを忘れないでください。

そして基本ルールがマスター出来たら、とにかくいっぱい計算練習をしてください。
前述の通り「計算が出来る」は「字が書ける」ぐらいのことです。これに手間取っては本来考えなければいけない部分に時間が使えなくなってしまいます。
中学になるとテストで時間が足りないということがしばしば起きますが、原因の1つは計算に時間が掛かってしまうことです。

そして計算で最終的に目指すのは「考えなくても解ける」ことです。

意識しなくても自転車に乗れるがごとく、無意識でも解けるぐらいを目指してください。
そこに至る道は簡単です、ただひたすらに計算練習をする!これだけです。
1つでも多く解けば解いただけ出来るようになります。もしも今計算ミスが多かったり、遅かったりする場合は単純に練習不足なのです。

時々「自分は頭が悪いから」と言い訳をするお子さんがいますが、ほとんど関係ありません。練習量だけが問題です。
また「何を勉強すればいいのか分からない」と言われることもあります。もちろん個人個人にあった課題はありますが、自分でそれを見つけるのは難しいです。であれば計算をしてください。教科書でも何でも構いません、同じものを何回やってもいいです。とにかくいっぱいやってください。

数学の点数を上げる近道は計算です。